中華料理店／店舗リフォーム

中華料理店「新珠」さんのリフォームを行ないました。

新珠さんは1974年の開店。2019年には代替わりし息子さんが大将となり、親子で店を盛り立てています。

現在の建物は1985年に一幸建設で建築した店舗併用住宅で、その後増築しています。
今回のリフォームは協力会社であるガス会社からお声がけいただきました。

大将にお子さんが生まれたのをきっかけに、店舗と住宅部分の両方をリフォームしようと計画していました。

店舗内の配置も、住居部分の間取も、お施主様と何度も打ち合わせを繰り返し、決めていきました。

年末年始は営業したいとの希望を受け、工事は2月からの約4か月間で行い、5/25にリニューアルオープンとなりました。

その間にも口コミサイトには常連のお客様から「改装中は食べに行けなくて残念だ」という内容の書き込みが入っていました。

客席
おひとり様での来店も多いため、カウンター席を増やしました。
カウンター席は、大きなテーブルを必要とされないお客様も気軽に利用でき、省スペースで座席数を確保できるので、回転率を下げることなく運営できます。特にランチタイムは来店が途切れないそうです。
小上がりは1席だけ残し、その他はベンチシートのテーブル席に変更しました。

厨房
今回のリフォームでは住居部分を、水廻り別々にした二世帯住宅とするため、面積を増やす必要がありました。
一時は増築の案もありましたが、厨房の配置をかえることで今の建物の大きさで納めることになりました
面積は小さくなりましたが、何度も打ち合わせを重ね、調理の工程ごとに動線を考え、工夫しました。
厨房機器の大部分は以前から使用しているものを設置しました。

窓
店舗の3面に通った窓。既存の窓は取り替えず、そのまま活かして内窓を設置しました。

入り口
店内入口の花壇を撤去し、ポーチを増設しました。庇が長くなったことで、雨の日の出入りも濡れにくくなりました。
スロープの勾配は緩やかなになり、滑りにくい素材で仕上げました。