海外製のフロントオープン型食器洗い乾燥機

最近、キッチンリフォームのご相談でよく話題に出るのが、フロントオープン型の食器洗い

乾燥機です。システムキッチンに食洗機が組み込まれた当初は、手前に扉を開くタイプの

フロントオープン型がほとんどで、他は天板に扉のついたトップオープン型もありました。

その後、プルオープン（引出し）型の食器洗い乾燥機が出てくると、屈まずに使用できる

こともあって主流となり、課題だった食器容量も深型がラインナップされたことで解消し、

圧倒的に多数派となり今に至ります。

ところがここ数年、SNSの影響でしょうか、大容量のフロントオープン型食洗機をご希望

されるお客様もまた増えてきました。海外ではこのタイプが多く、ドイツ製の『ミーレ』、

『ボッシュ』、『ガゲナウ』、『アーエーゲー』などが有名です。

中でも『ミーレ』や『ボッシュ』は国内のキッチンメーカーでもオプションで選択可能で、

扉材も合わせることもできて、アフターサービス対応も含め導入しやすくなりました。

日本では『リンナイ』がありますが間口が45㎝のため、大容量を望まれるお客様はやはり

間口60㎝の海外製を指名されます。

乾燥の仕方が独特で、日本製が熱風を送るのとは異なり、洗浄時の熱を利用して極力水分を

飛ばし、その後、扉を開けて自然乾燥を促す感じです。CO²削減へのこだわりを感じますね。

洗剤以外にリンス剤を使用するなど、使用やお手入れにも個性があり値段もお高めですが、

大きな食器も調理器具もまとめて一気に洗浄できるのは魅力です。

キッチンメーカーのショールームでも展示があったりしますので、気になった方は一度

見に行ってみてください。初見で大きさに圧倒されますが、食器の大きさや形を気にせずに

セッティングできるのはいいなと思いました。